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コメント: 2005年10月20日・第1刷発行 ◆カバー有〈帯なし〉◆カバーにヤケ、スレ、ヨレ、折れ有。中身は全体的なヤケ、小口に汚れ、角折れが有りますが、書き込み、ライン引きはございません。◎中古品ですので完璧な物をお求めの方はご遠慮ください。また市場状況により定価より高額な場合がございます。理解の有る方のみ宜しくお願いします。☆清掃後、クリスタルパックで丁寧に包装し、配達事故の少ない〈ゆうメール〉または追跡番号付で速やかに発送させて頂きます☆
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日露戦争 ―勝利のあとの誤算 文春新書 新書 – 2005/10/20

4.3 5つ星のうち4.3 12個の評価

ちょうど百年前、東京は戒厳令下にあった。ポーツマス講和に反対し、戦争続行を叫ぶ新聞はなぜ転向したかを面白エピソードで検証
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (2005/10/20)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/10/20
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 320ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4166604732
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4166604739
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 12個の評価

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黒岩 比佐子
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2011年8月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
江戸末期から明治、大正、昭和、平成と歴史を流れとしてとらえるときに、外交、戦争をしっかり捕まえることが欠かせない。その中でも、中間点に当たる日露戦争が大きな位置を占めることを著者は示してくれた。もちろん論の中心は、その後の大東亜戦争、太平洋戦争、ソ連の参戦とつながる日本の悲劇へ進む。明治以降の華々しい資本主義の発展、経済の充実、上昇志向の成果・・・その果ての日露戦争の勝利・・・そこからの暗転。過去を単なる歴史の事件としてとらえるのではなく、現在の日本を起点として過去の戦争を見極め、現在、未来を見通していく視点によって、日露戦争がしっかりととらえられている。ガンという病魔に冒されながらの迫力ある論理に敬意を表するものである。できれば、著者の他の著作も読んでいただきたい。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2024年4月29日に日本でレビュー済み
日露戦争講和条約反対をめぐる1905年9月5日と6日の日比谷焼き打ち騒擾について桂太郎の政府側、池辺三山ら新聞を中心としたジャーナリズムの攻防、それに煽られる形で実際に身を挺して闘った民衆、彼らを巧みに操った疑いが濃厚な頭山満、内田良平ら右翼の指導者たち、そして政府の講和条約締結に最も強硬に反対を唱える対外硬の立場の河野広中を中心とする全国組織同志連合会の面々と百花繚乱入り乱れての様々な動きを手際よく整理しての描写は見事である。
2010年8月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
副題の「勝利のあとの誤算」から、国際情勢で日本が孤立化していく過程を
書いている本と思って読みだしたら、日露戦争講和直後の国内情勢について
書かれた本だった。

日露戦争とメディアについて書かれた本は何冊もでているが、
ここでは日比谷焼き討ち事件の推移を詳細に記すとともに、当時の首相桂太郎
の暗躍ぶり、それに対してマスコミで桂を糾弾する池辺三山の抗争を中心に据
えて、最後まで一気に読ませてくれる。

写真等の引用も随所にあり、本書の臨場感を高めている。日露戦争に関する
異色の一冊として薦めたい。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年1月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「勝利のあとの誤算」と言うよりも、当時の社会情勢・風潮を本書は鮮やかに描き出している思う。講和条約反対から一転して凱旋に湧く一方、捕虜に対して冷たい視線を送る世論、発行停止処分を受け変遷していく新聞の論調、緻密な計画性の見える焼き討ち、などである。国益を第一に考え、忠実に任務を遂行していった小村寿太郎に対し、保身に長け、世論操作の術も知っている桂太郎らの人物描写も興味深い。明治天皇が崩御した1912年までのことが本書に書かれているが、まさに日露戦争は明治の終わりの始まりだったのだろう。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2005年11月9日に日本でレビュー済み
 戦争を始めるのはいともたやすいが、終わらせるのは大変な苦労があるし、その後の処理は重要である。 
 一般に日露戦争の戦後はあまり評判がよくない。合理的な戦訓の分析がなされず、おごり高ぶった軍部と国民は第二次大戦の破綻まで突き進んだ、とされることが多い。
 本書は日露戦争後のおごり高ぶりについて、論客や新聞、雑誌などについて具体的に読み物的に示し教訓を示してくれる。
 特にマスコミと政治の関係については、今日の我々も学ぶところが多い。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2006年1月27日に日本でレビュー済み
昔から日本に害悪しか与えていない存在に「マスコミ」と「外務省」がある。

この日露戦争のあたりでは外務省は、まだまともだったのだが当時からマスコミは

ろくな存在ではなかったことがわかる本。

国家はその戦略から機密も持つだろうし、うそをつかざるを得ない時もあるだろう。

マスコミは自分達が知識人だと勘違いして誤った思想を国民に垂れ流すという罪を

生まれた時から現在までずーっと続けて、しかも反省もしない。

まあ、その間違った言説にのってしまう国民も悪いといえば悪い。

それでもこの時期のマスコミは弾圧に負けず政府の陰の部分を必死で暴き出そうとしている

姿勢は今のマスコミに比べれば100倍ましなのだが。

またこの本に出てくる講話条約発表後の暴動が政府にしくまれたガス抜きだったのでは

という意見は大変興味深い。政府にせよマスコミにせよ大きな存在に踊らされずに

生きていくというのは実に大変な作業である。
22人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2006年5月9日に日本でレビュー済み
「祖国防衛戦争」だった「日露戦争」のぎりぎりの勝利?(勝利か?あれからまだ満洲の地で陸上戦があったらどうなっていたのか?)に
沸く日本人とそれをあおる「マスコミ」。一部の「学識者」(どんな学識やら)。
どの国の人間にも自分の頭で考えない「思考停止」人間は多いものだが、特に日本人は「寄らば大樹のかげ」「赤信号みんなで渡れば怖くない」の傾向が強いと思う。
昨今の状況を見ても同じ。誰かが言った事に自分の「脳みそ」で考えずに、踊らされる。あげくに馬鹿を見るのは結局当人達。
大きな書店に行く度に、なんでこんな本が?と思うものが平積みされている。
まともに読んでいるのか?ちゃんと自分の「大脳」で考えていますか?いつの時代でもお上のやる事は信じちゃだめだよ。
と言っても誰も聞かないものねー。そんな人は読まない本ですね。
某有名大学を出た頭脳明晰な友人でも、自分の博識に自信を持っているのか、お上のやる事を信じている。
あー、100年前と同じだー。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2005年11月4日に日本でレビュー済み
 日露戦争には確かに勝った。しかし、「ようやく勝った」ことを当時の国民は知らない。いや、知らされていなかった。これは、マスコミの責任が大きい。戦勝を煽った新聞は、戦争により恩恵を受けた。大幅に販売部数が伸びたのだ。「ようやく勝った」 ことを知らない一般大衆は、ポーツマス条約の内容には、我慢できない。一般大衆は、家族や親戚に戦死者、戦傷者を持つものも多い。国民の払った犠牲は、日清戦争の比ではない。その大衆の不満に「火をつける」輩もいた。そして、日比谷焼打ち事件が発生する。
 サブタイトルである「勝利のあとの誤算」は、本書のスタンスを良く表している。池辺三山(朝日新聞)、「ニコポン宰相」といわれた桂太郎、その愛妾お鯉等の人物への掘り下げもあり、面白い読物となっている。
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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